一発逆転ホームランは奇跡ではない

こんにちは。気付けば夏真っ盛り。甲子園が今年も盛り上がっていますね。
普段はスポーツは全く見ないのですが、実家に帰ると家族がつけるので、自然と見る機会が増えます。
そうやって見ながら思ったのが、一発逆転ホームランもたくさんの積み重ねの中で起こるもので、決して奇跡ではなく、必然なのだろうな、ということです。(もちろん、展開としては奇跡的で、誰も予想していない、ということもありますが…)

一方で、夢を語る人の中には、何もせずともどこかで一発逆転ホームランの奇跡が起こる、と思っている人もいるように思います。

先日、マンガ関連のお仕事でご一緒している方と、話していたときもそんな話が出ました。
最近の漫画家志望者の傾向について聞かれたのですが、「自分には才能があるはずで、それを見出してもらうのを待っている状態の人っているよね」と。
種があったとしても、自分で育てて花開かせないといけないのに、その認識が抜けている人もいる、という話でした。

もちろん、種を育てる努力をしても、花が開かないこともあります。
しかし、種を育てる努力を何もせずに、花が開くことはまずないでしょう。

私自身の失敗談ですが、大学受験のとき、「受験生=勉強する」というイメージが強かったため自分が受験生になったら勉強をするようになるものだ、と勝手に思い込んでいました。
「私=受験生=勉強する」だから「私=勉強する」みたいな感じですね。
ただし実際には、勉強が嫌いな私は、受験生になっても勉強が嫌いな私のままでした。
当たり前ですね。。

昔から母親には、「やればできる!でやっていないのは、できないのと同じ」と言われて育ちましましたが、本当に良い教えだったな、と改めて思います。

誰かに才能の「種」を見つけてもらうのを待つくらいなら、自分でこれかな、と見つけて、育てて、花が咲かなければ次の種を見つけて、という形で切り拓いていきたいなと思います。
うん、頑張ろう。

そう言えば少し前に、WEBマガジン「ひみつ基地」で以下のような記事を書きました。よろしければ、こちらも併せてどうぞ。
「子どもや生徒が「芸能人や作家・漫画家になりたい」と言い出したらどうする?-反対するよりチャレンジさせた方が良い3つの理由」
https://children.publishers.fm/article/15194/


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