学ぶと働くの重なるところ

学んだことを使うこと、経験から学ぶこと、学ぶと働くの重なるところについて考える。企業の採用コンサルタントを経験し、2つの教育系NPOで活動する中で考えたことを綴ります。

2017年3月15日
から sh_kawahara
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これを機に解いておきたい3つの誤解

こんばんは。
ついにと言うのか、やっとと言うのか分かりませんが、今日で30代に突入しました。
28歳になったくらいのときには「30歳が近づいてくる!!」とビクビクしていましたが、なってみるとあっという間ですね。

どんな意識高い系の抱負を書こうか・・・と思っていたのですが、抱負だといつも同じようなことばっかり書いちゃうな、と思い、これを機に解いておきたい誤解を3つ選んで書くことにしました。

というのも、SNSもお仕事関係でつながっている方が多く、どうしても仕事モードになってしまうせいか、何だかすごいしっかりした人!みたいに勘違いされていることが多く。。
話すと「意外!」と言われることも多いので、できるだけハードルを下げておきたいなと思った次第です笑

【誤解1】無駄な時間を使わない

休日にも子ども関係のボランティアをしたり、今だったらお芝居をしたり、色々とやりたがりのためか、忙しそうに見えるようで、無駄な時間を使わなそう、とよく言われます。
でも実際には、家に帰ってテレビをつけたら3時間経ってた、とかもザラにありますし、普通に友だちと飲みに行ったり、買い物をしたり、スマホゲームにハマったり、ということはあります。
どんな誤解なんだ…という感じですが、そんなわけですので、気軽に誘ってください!

【誤解2】ビジネス書ばかり読んでいる

これも人によく言われるのですが、そんなことないです笑
むしろ、マンガやアニメの方が好きで、毎シーズン10本くらいアニメを見ています。。
本棚にはほとんど小説しか並んでいませんし、読むのも結構軽めのものばかり。
本質的には引きこもりなので、休日はマンガを読んで一日過ごしたい派です。

【誤解3】家事ができそう

この誤解、非常にやっかいなのですが、掃除も洗濯も料理もあまり好きではなく・・
料理はするときはしますが、ご飯すら月に1回しか炊かない、なんて時期もあります(今はまさにw)
食器洗い機も、お掃除ロボットも、もっと広さがあれば導入したいくらいなのですが、残念です。

そんなこんなで、他にも誤解はあるのですが、こうしてブログに書いたのも、もっと気楽に生きたいなと思いまして。
20代は全力で駆け抜けた感がありますが、30代はもう少し腰を落ち着けて、自分や周りを大事にしながらやっていきたいな、と思っています。
そんな私ですが、これからもよろしくお願いします!


2017年3月3日
から sh_kawahara
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良い悪いと、分かりやすい分かりにくいの違い

こんばんは。
前回のブログでやっと現状を整理できたので、ブログが書きやすくなってきました。
しばらくは漫画家育成関連の話題から教育を読み解くみたいな記事になるかと思いますが、新しい視点ということもあって書きやすいので、お付き合いくださいませ。

さて、少し前のことなのですが、NEWVERYのクリエイティブ事業でもお世話になっている甲斐谷先生(映画化されたライアーゲームなどが有名な漫画家さん)のツイートが6千リツイートとかされていて、とても話題になっていました。

togetterまとめ
甲斐谷忍先生が漫画の構成と演出の重要性を語る!漫画の感想で「よく意味が分かんなかった」をもらったら構成力はほぼ0点
https://togetter.com/li/1082073#c3489097

詳しくはこのまとめを読んでいただければと思いますが、このタイトルになっている指摘がマンガに関わらず何においても言えていることだな、と思っていまして。
こんな面白い企画・サービスを考えているのに、分かってもらえない!とか。。。あるある。

それと同時に、面白いか面白くないか以前によく分からないと言われるということのやばさって、なかなか分からない人には分からないのかもしれない、と思ったのです。

世の中には、やっていることは良いことなのに、それが全然伝わらない、みたいなことがよく起きています。
日本のモノづくりなども、良いモノを作っているのに、それが伝わっていない、とかよく言われますね。
よく言われるのに、なかなか改善されません。

私は営業の仕事の経験も長いので、この「ものがいいかどうか」と「伝わるか伝わらないか」は全く別のものとして捉えています。
営業というのは基本的に、すでに企画された「商品」や「サービス」を売るので、そのものの良し悪しに関係なく、「その価値をちゃんと伝えられているか」で成績や評価が左右されるからです。
どんなに価値のあるものであっても、営業がきちんと伝えられなければ、受注することはできません。

そういう意味では、このブログも「分かりやすさ」をトレーニングする大きな力になっています。
私が思っていること自体は、正しいとか正しくないとか判断できるものではないと思いますが、下手に文章にした結果、読んでいる人が不快に思ったり、誤解をしたりしないか、というのはすごく気を遣う部分です。
私が面白いと思ったり、気付いたりしたことが、「ああ、そういうのもあるのね」と思ってもらえればありがたくて、「こんなに人を馬鹿にして!」とか怒られるのであれば、やはりそれは私の構成力や表現力の問題だろうな、と思うのです。

いずれにしても、ものの「良し悪し」と「分かりやすさ、分かりにくさ」は別のものである、と捉えられるかどうかはすごく大事です。

正直、分かりやすさだけで評価を受けているものもあり、それはどうかと思うときはあります。
ダイエット系のものとか、スピリチュアルなものとか、実際に効果のあるものなのかを抜きにして、「これを使えばこうなれる」というのがすごく分かりやすくて、支持されている部分はあると思います。
なので、分かりやすいことが正義!と言い張るつもりはありません。

ただ、どんなに面白かったり、新しかったりするものを思いついたとしても、その価値を伝える分かりやすさがなければ、それで人の協力を得たり、対価を得たりするのは難しい、ということは常に念頭に置いておいた方がいいんだろうな、と思うのでした。


2017年2月23日
から sh_kawahara
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自分の活かし方を考える

こんばんは。
気付けば2月も終わり。ついにNEWVERYに入職して5年目に突入しました。何て早い・・・

さて最近はというと、色々と変化があり、発信できることも大きく変わってきたので、なかなか書けずにいました。
NEWVERYは大きく高等教育関連の事業と、クリエイティブ事業(主に漫画家志望者・新人漫画家の支援)の2つの事業に取り組んでいるのですが、年明け以降クリエイティブ事業の方にも関わるようになり、クリエイターの方の業界知識や人材育成について勉強をしています。
具体的には、去年立ち上げられたマンナビという新人漫画家向けの持ち込み・投稿・新人賞ポータルサイトの強化で、分野は違えど「人と環境のマッチング支援」、「進路選択のプラットフォーム」、「WEBをベースにしたマーケティング」といった点ではこれまでの仕事とあまり変わらず、これまでの経験を応用しながら取り組んでいる感じです。
(元々の教育・高大接続関連の仕事も引き続きやっています)

そんな中で改めて思うのが、「自分がどういう場所であれば成長できるのか」をちゃんと考える意識って、意外に持っていない人が多いんだな、ということです。

WEEKDAY CAMPUS VISITでは、自分に合った、自分が成長できると思う大学を選ぼう、と言っています。
マンナビでも、自分が成長できる、もしくは力を発揮できる雑誌はどこか、新人賞はどれか、編集者は誰か、ということを考えて選んでほしい、という主旨で立ち上がりました。

私のブログを読んでくださる方は教育関連の方が多いので、漫画家というとイメージが湧かないかもしれませんが、漫画家さんは編集部の主催する新人賞に応募したり、出版社に電話をして自分の描いた漫画を持ち込んで、編集者さんにアドバイスをもらったり、という形でプロを目指します。
そこで受賞をしたり、編集者さんに目をつけてもらったりすると、担当の編集者がつき、定期的に見てもらいながら質を上げ、マンガ雑誌の連載会議にかけてもらい、掲載・連載に至る、というのがすごくざっくりとした流れです。

その中で、本当は少女漫画の方が向いているのに、少年漫画を描きたいと少年誌に持ち込んでいたり、こっちのマンガ雑誌の方が作風が合うのに、そのマンガ雑誌のことを知らなかったり、ということは多々あります。
アニメや実写映画も含めて話題になった『進撃の巨人』の作者の諫山先生が、当初ジャンプに持ち込みをしていたものの作風を変えるようにと言われたため、マガジンに持ち込むようになって連載につながった、という話は有名ですが、そうして自分を活かせる環境を考えて選択したことで成功した例は他にもあります。

私自身も例外ではありませんが、人はどうしても人気のあるもの、一般的に評価の高いものに自分を評価してほしい、という気持ちに陥りがちです。
簡単に言えば、日東駒専よりもMARCHに進学したい、中小企業よりも東証一部上場企業に就職したい、みたいな感じです。
しかしそのこだわりが、自分に合わない形でハードルを上げることになって物事の実現を妨げたり、実現した後で苦労をさせることになったり、というのはとてももったいないことです。

妥協してハードルを下げるということではなく、自分はどういう環境であれば成長できるのか、実現したいことが形にできるのか、しやすいのか、といったことを考え、選択肢をフラットに見るということが大事なんだろうな、と改めて思うのでした。


2017年1月11日
から sh_kawahara
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ブログの更新が悩ましい

こんばんは。
仕事始めの今週は、やはり1週間が長く感じてしまいますね。
今回の冬休みは前半は実家へ帰省し、後半は同僚と海外旅行へとこれまでになく充実していました。

一方でご覧の通り、ブログの更新頻度がますます下がっています。
何度も編集画面は開くものの、どうにも進まず。
当初は週3回ほどのペースで更新していたのに、一体何を書いていたのだろう、と当時の記事を振り返ってしまいました。

こうして見返してみると、勉強会に行ったり、映画を見たり、何か活動に参加したり、行動することによって得られた気づきや考えを書いていた様子。
それを考えると、今の自分にはインプットが足りていないなぁ、と反省しました。
(色々あったため、意図的に大人しくしているというのも大きいのですが、、、)

特に足りないのは、おそらく知らないことのインプット。
教育の分野での経験が少しずつ積み重なり、知識も当初に比べれば増える中で、興味・関心や触れる情報を意図的に広げておかないと、新しいことに触れにくいのかも、と思いました。

実は新しい仕事が動き出しているのですが、まだ表には出していないので、そこで得た気づきもしばらく書けず。
ブログのネタに困る日々はもう少し続きそうです。

余談ですが、海外旅行の方はこんな感じで、充実していてとても楽しかったです!

cebu

cebu


2016年12月30日
から sh_kawahara
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節目を迎えて

こんばんは。もう今年も終わりですね。
やっと今週くらいから落ち着いてきたように思います。
今日は四十九日の法要(実際には1週間早いのですが、ちょうど年末でみんな集まっているので)と納骨をしてきました。

改めて、今年は色々ありました。
高大接続事業部のディレクターを交代し、西日本支部を立ち上げ、大学の初年次クラスの担任として学園祭に出店もしました。
高校演劇以来に芝居の公演に出て、囲碁に初挑戦し、中高時代やっていた卓球を再開しました。
下の弟が大学生になり、上の弟は結婚し、父が亡くなりました。
3週間という、社会人生活で最も長いお休みをいただきました。
今年ほど長く、母と2人だけで過ごしたときはなかったかもしれません。

たくさんの人に心遣いをもらい、支えてもらいました。
私が無理をしすぎなくても、どうにかなることを知りました。
本当に自分にとって大切なことは何か、考えました。

来年も、色々なことがありそうです。
NEWVERYも入職5年目に突入し、また新しい分野に挑戦する予定になっています。
お芝居も、去年と同じ演劇ワークショップの卒業公演がある他に、そこで一緒になったメンバーと自分たちで6月に公演を打つことになりました。

そして全く実感のないことですが、ついに30代に突入します。
ずっと生き急いでいたように思いますが、少しペースダウンして、着実に歩みを進めたいと思うようになりました。
こんな私ですが、これからも末永くよろしくお願いいたします。


2016年11月30日
から sh_kawahara
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長い長い一ヶ月

こんにちは。
今日で11月も終わりですね。

こういった場で書くべきものなのか、迷ったのですが、10日ほど前に父が癌で亡くなり、最近は落ち着かない日々を過ごしていました。
昨日、実家から戻ってきたばかりなのですが、こうして東京に来てしまうと、まだ単に離れて暮らしているような感覚で、ますます実感がわきません。

これまでの父との思い出、癌が見つかったときの気持ち、その後の家族での過ごし方、今月はほとんど帰省して病院に母と交代で付き添ったこと、それを許してくれた職場、母と一緒に父の手を握って最期を看取ったこと、そこからの慌ただしい日々、支えてくれた人々、友人たちからの温かい言葉など、書き残しておきたいことはたくさんあったのですが、いざパソコンに向かってみると、まだ上手くまとめることができません。

しばらくは、父が生きていたときと同じ東京での日常と、父が亡くなったという現実を行ったり来たりしながら、ゆっくりと統合をはかっていくものだと思います。
ゆっくりマイペースにいきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。


2016年11月10日
から sh_kawahara
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友だちがいない問題を否定されて気付いたこと

こんばんは。
最近はびっくりするくらい寒くなりましたね。
私は家族の事情で帰省中なのですが、こちらもとても寒いです。

さて先月、WEBマガジン「ひみつ基地」に、『大学に友達がいない「ぼっち」対策に力を入れる大学の今-誰とも会話を一日せず、4年間で友達ゼロの大学生も』というタイトルで記事を書かせていただきました。
(このWEBマガジンは、私がボランティアとして活動しているNPO法人夢職人が発行の主体となっており、子どもや若者の支援に関する様々な情報を掲載するWEBマガジンとしていて、年1~2くらいで記事を書かせていただいています)

この記事が思いのほか反響をいただいているのですが、共感していただく一方で、「自分は友だちがいない(or少ない)けど、別に苦労していない」という声も多くいただきます。
もちろん、私も友だちがいないことが必ずしもネガティブだとも思いませんし、それで人生のすべてが決まるとも思いません。
一方で、「友だちを作りたいのにうまく作れなくて苦しい」、という状況について、こんなにも共感されないものなのか、と驚いているのも事実です。

というのも、私自身は人見知りのためか友だちを上手く作れず、苦しかった思い出がたくさんあるからです。
例えば、小学校の修学旅行の班決め。自由に組んでいいと言われても、いわゆるグループにはうまく属せていなかったので、誰と組んでいいかわからず、辛い時間を過ごしました。
中学生のときは、昼休みに一緒に過ごす友人がおらず、「友だちを探している」という体で学校中をうろうろしていたこともありました。(もちろん、探している友だちなど存在しないので、ただうろうろして終わります)
高校のときは塾の子と仲良くなれず、塾の合宿では目覚ましのアラームで起きれたのが私だけだったのに、ゆすって起こしてあげるということができずに、とにかくアラームを鳴らしまくって自然に起きてもらうのを待っていたなんてこともありました。
大学生のとき、複数の大学から学生が集まってくる合同合宿に参加したときも、うまく友だちを作れずに、食事も一人。
最終日のお別れパーティでも話す人がいないので、体調不良と言って途中から部屋で寝ていました。

こうは言っても、全く友だちがいなかったわけではありません。
合宿のような短期的な場では友だちが作れずに終わることも多々ありましたが、クラスや部活では友だちを作り、放課後や土日に友だちと遊ぶこともありましたし、小中高と友だちと一緒に登校もしていました。
きっと多くの友だちは、私が上記のような状態にあったことに驚き、笑ってくれるでしょう。
なのに、どうしてこんなに「友だちがいないコンプレックス」があるのか。

おそらく、友だちがいないことで発生する「居心地の悪い時間」が、強く心に残ってしまっているのだろう、と気付きました。
自分がここにいていいのか分からないような、いたたまれない気持ち。
別に誰も自分のことなど気にしていないのに、浮いているように感じる長い長い時間。

一人でラーメン屋に入れないとか、カラオケに行けないとかも、おそらく似たような感覚です。
一人で行けるかどうかは性格もあるでしょうし、慣れもあるでしょうが、一方で友人と一緒でも行けない、という人は少ないでしょう。(そもそもラーメンが嫌いという人もいると思うので、ゼロとは言いませんが)
つまり、誰か(それも親しい人)と一緒にいることで、緊張感が解け、その場が「居心地の良い場所」になり得る(少なくとも居心地の悪い場所ではなくなる)ということです。

大学に入って一人も友だちがいない、というのは、確かに人によっては大した問題ではないかもしれません。
しかし、友だちがいないことによって、常に緊張感を強いられ、居心地の悪い場所になっているとすれば、どうでしょうか。
友だちがいないことによって、その環境にただいることさえ苦痛になるとすれば、それを回避したくなるのは、仕方のないことのように思います。

大事なのは「居心地の良さ」や「その場が安心・安全と思えること」であり、友だち(=気を許せる人)が一人もいないことで、ただその場にいることが苦痛なのだとすれば、それは理解して支援してあげてもいいのかな、と思うのでした。
そしてもちろん、友だちを作る以外にも、その環境を自分にとって居心地の良い場所にする方法がある、ということは補足しておきます。


2016年11月4日
から sh_kawahara
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居場所つくりと生産者視点と

こんばんは。
すっかり寒くなり、ついに11月になってしまいましたね。
先月は結局1回しか更新ができませんでした…(書きかけの記事は4本も…)

さて、そんなこんなで先週の土日の話なのですが、とある大学の学園祭に参加をしていました。
ある案件で担当していた初年次ゼミで、クラスで模擬店を出店したのです。

高校までに学園祭の模擬店を経験していなかったり、経験していても中心での参加ではなかったりする学生が多く、学園祭5日前になってやっと試食会をやったり、看板を作り始めたりと、本当にどうなることかと思いましたが、ふたを開けてみると2日目の14時には完売。
一定の利益も出て、学生たちもそれぞれ達成感を得てくれたように思います。

4月から関わり続け、もう一歩関係を深めたいと思って踏み切った模擬店の出店。
お約束の「みんなやってくれない!俺もう辞めます!」も発生しましたが、本当にやってよかったです。

一番良かったことは、「コミュニケーションをとる必然性」が生まれたことでしょうか。

それまでの授業でもグループワークなどはやらせていましたが、課題について話し合うだけなので、お互いの仲が一定以上深まることはありません。
しかし、学園祭ともなると、コミュニケーションをとる量も、取らなければならない相手もぐっと増えます。
いろんなことが同時多発的に発生しているので、相手の顔と名前を憶えていないと、話しかけることすらできません。
その場をなぁなぁですます、というだけでは乗り切れないのです。

前に私の上司であるNEWVERYの山本が、コミュニティには目的的なコミュニティと、非目的的なコミュニティがある、という話をしていたことを思い出しました。
家族(夫婦)は非目的的なコミュニティなので、維持するのが大変、という話だったのですが、この場合でいうとクラスに共通の目的を与えることで、目的的なコミュニティにしていった、という感じでしょうか。
(この共通の目的をどう設定し、どう落とし込むかは非常に繊細な作業ですが)
夢職人で、小中学生にグループ活動をさせるときにも、この「共通の目標」はよく出てくる話です。

そんなこんなで、クラスの一体感は驚くほど高まりました。
そして、一人ひとりがクラスに居場所ができたような、そんな印象を受けました。
もはや母親のような気分です笑

この取り組みでもう一つ達成したかったのは、少しでも「誰かの役に立つ」という経験をしてもらうことでした。

「働く」の語源は「傍を楽にすることである」という一説は有名ですが、私自身、自己肯定感を高める意味でも、キャリア意識を持つ意味でも、チームで何かしらの役割を持ち、それを果たし、誰かの役に立つ、ということはとても重要だと考えています。

特にキャリア意識の観点において、学生と話していて気になったのが、好きなことが「寝ること」や「ゲームをすること」などの消費者視点であったことです。
しかし、消費をしたことしかなければ、消費者視点しか持てないのは無理はありません。
学園祭という小さな場であっても商品を提供する「生産者」視点を持つことで、視野が広がれば、という気持ちがありました。

実際、ここまでは高望みかもしれませんが、これが少しでも彼らの蓄積になると信じて、これからも一歩ずつ頑張りたいと思います。


2016年10月3日
から sh_kawahara
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近くの姉兄より、遠くの他人?

こんばんは。
また今週も台風が来ていますね。
毎週、大阪や福岡に出張しているので、飛行機や新幹線が台風で止まったりしないか、いつもドキドキひやひやしています。

さて、今日はたまに出てくる弟の話です。
うちには姉弟のLINEグループがあるのですが、先日下の弟からとある相談がありました。
大学1年生も後期に入るというところなので、そろそろアルバイトをしようと面接を受けたらしいのですが、「2年次にキャンパスが変わるので半年しかバイトできない」と正直に言ってしまったというのです。

しかも、それを知恵袋さん(Yahoo!知恵袋のことらしい)に相談し、「はい、落ちましたね」といった回答をいくつももらって、凹んでこちらに相談をしてきたのでした。

え?お姉ちゃんやお兄ちゃんよりも知恵袋さんが先なの???とつい思ってしまった私。

実際、姉も兄(私にとっては弟ですが)も東京で大学生活を送り、すでに社会人になっているわけなので、相談にはいくらでも乗ることができます。
特に、上の弟は下の弟と大学も学部も同じなので、キャンパスが1年で変わってしまう、という同じ経験をしてアルバイトもやっていたわけです。これ以上の相談役はいません。

なのに、知恵袋さん頼み。ちょっと寂しい。。。

それはさておき、私はそういうときにYahoo知恵袋を頼りにしたことはありません。
もちろん、使っているソフトでエラーが出たときに、検索して同じ状況の人が質問しているのを見つけたり、買い物などで口コミを検索したときに、Yahoo知恵袋が出てきて、参考にしたくらいのことはあります。
そういうテクニカルな知識であったり、主観的な意見や感想で十分なものであったりする場合にはいいのかな、と思います。

ただ、今回のように、状況や価値観によって答えが千差万別になるようなもので、かつ相談できる人が身近にいるのに知恵袋さんが先か、と思うとジェネレーションギャップを感じてしまうのです。

以前、WEEKDAY CAMPUS VISITに参加したいという高校生が、知恵袋に質問をしているのを見つけたこともありました。
こちらに問い合わせをすれば良い内容(実際にはよくあるQ&Aに載せている内容でした)なのに、知恵袋を活用していたのです。
やはりこれも似たような話です。

Yahoo!知恵袋を見てみると、恋愛のことや仕事のことなど、とても個人的な相談がたくさん載っています。
しかしそういった内容は置かれている状況やその人のパーソナリティによってアドバイスすべきことが大きく変わりますので、第三者(しかも言ってしまえば、知恵袋で回答を返してあげるだけの時間の余裕のある人)からのアドバイスが適切なものになるようにはどうしても思えません。

何かを人に相談するのは、怖いことかもしれません。
知っている人に話をして、バカにされたり、否定されたりしたらどうしよう、と思ってしまうこともあるでしょう。
仕事であれば、怒られることもあるかもしれません。

ただのジェネレーションギャップなら良いのですが、適切なアドバイスをもらうことよりもそういう怖さからの逃げでネット上の第三者を頼るのだとすれば、それはちょっと怖いことだな、と思ったのでした。


2016年9月28日
から sh_kawahara
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大人になったらできないこと

こんばんは。
気付けば9月ももう終わり。
今月も3回しか更新ができませんでした…

さて、そんな最近は何をやっているかと言うと、8月末から卓球を再開しました。
中学校でがっつり、高校でも途中までやっていたのですが、オリンピックを見てすっかり触発されまして。。。
早速、都内で活動している社会人の卓球サークルを探し、週に1回くらいやっています。

実は去年やっていた演劇のワークショップも継続中で、あと1ヶ月もすればまた3月の卒業公演の準備。
さらに卒業公演が終わった後にも、ここで知り合ったメンバーで単独公演をやろうという話が出ています。

ふと気づくと、この演劇と卓球は、まさしく高校生のときに部活で掛け持ちしていた2つ。
中学校では卓球に出会い、高校では演劇に出会い、大学ではNPOに出会って、結局この3つが私の日々の生活を形成しているのかと思うと、不思議な感じがします。

話が飛ぶようですが先日、演劇のワークショップで去年から一緒にやっていた20代半ばくらいの男の子から、公務員試験に合格した、という連絡を受けました。
彼は大学で演劇と出会い、そのまま役者を目指してアルバイトをしながら生活をしていたのですが、去年このワークショップで社会人として働きながら芝居を続ける人(私も含めて何人かいました)を見て、そういう選択肢もあるんだと思い、就職することにしたそうです。
就職活動を経験していないということで、面接の準備に協力したりもしたので、私としてもほっとしました。

世の中には、「社会人になったらもうできない」と思われていることが多すぎるように思います。
もちろん仕事にもよりますし、中には吹奏楽など、部活じゃないと設備や道具にお金がかかりすぎてハードルが高いようなものもあると思いますが、厳密には、やろうと思ってできないことは少ないように思います。

ただ、「大人になったらできないこと」というものはありませんが、大人になったらやりたいことをやるためにコントロールすべきことは増えます。
例えば学生時代の部活であれば、もう放課後の部活の時間というのが決まっていて、そこに当てはめる活動を選ぶだけです。
しかし社会人になると、自分の仕事量が影響しますし、試合があるから公欠、みたいに勝手に融通してくれることもありません。

一方で、コントロールすべき量が増える分、コントロールできる範囲も増えます。
高校時代は部活は毎日あるため、卓球部と演劇部は両立していたというより、時期によって波があったという感じでしたが、今はどちらもそれぞれ週末の3時間くらいを使っているだけです。
自分がやりたい分、上達したい分だけ時間やお金をかけることができますので、学生時代よりかえってやりやすい部分も大きいように思います。

もちろん、結婚して、子どもが生まれて、となればコントロールは難しくなりますが、それも優先順位の高い要素が新しく加わった、というだけで、そのせいでやりたいことができない、というより、それよりも大事なことができた、というとらえ方の方がポジティブだな、と思いつつ、「社会人になったらできないことってたくさんある」という誤解が減るといいなぁと思ったのでした。