学ぶと働くの重なるところ

学んだことを使うこと、経験から学ぶこと、学ぶと働くの重なるところについて考える。企業の採用コンサルタントを経験し、2つの教育系NPOで活動する中で考えたことを綴ります。

目的なしに取捨選択はできない

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こんばんは。
なんとびっくり、4月に入って初めての記事です。
最近、コラムとかインタビューとか文章を書く仕事が多かったためか、自分のブログを更新できていないという自覚が全くありませんでした。気を付けよう。。

さて、先週のことなのですが、トキワ荘プロジェクトの入居者&OB/OGが集まる月に一度の交流会で、とある人気映画の上映会を行い、良いと思った部分、自分ならこう変えるなと思った部分を議論しあう、という企画が行われました。
(本当にすごい会だったのですが、どこまで書いていいのか分からなかったので、伏せ気味です…)

その議論の中で主軸となったのが、監督を含む製作側に表現したいものがあり、それに基づいてストーリーやら配役なら演出やら様々なことが取捨選択されている、ということでした。
何が正しいかは分からないし、自分の考えた代案の方が自分にとっては面白いかもしれない。
だけど映画を作った側にはこういう意図や目的があって、だからこうなっているはずである、ということです。

こうやって書くと当たり前のことみたいですが、人はしばしば目的のことを忘れて、手段の話をしがちです。
しかし実際には、目的が共有されていないと、手段の合意形成を行うことはできません。
例えば、映画をファミリーで観に行けるものとして作る場合と、大人向けに作る場合では、使える表現方法が違ってきます。
それはどっちの方法が面白いかどうかとかではなく、小学生に見せても大丈夫かを優先するかどうか、という判断になります。

そして、このすごく大事な目的の部分をどうして忘れてしまうのか。
それは、自分の持つ目的(作りたいもの、自分が大事にしている価値観)が人と異なるという前提を忘れてしまいがちだからです。

上映会後の意見交換の際、「もっとグロい描写があっても良かった」という意見を出す人が何人かいました。
私はグロいものがすごく苦手なので、「もっとグロさが欲しい」という不満が出ること自体が全くの想定外でした。
逆に私は全体のバランスや整合性があることを大事にしているので、一人だけ浮いている(ように見える)キャラクターがいたことが不満でした。
一方で、そこに不満を持たない人も多くいました。

作品作りをする際、他の作品を見て、好きになれるところとなれないところを探し、自分の価値観を浮き彫りにすることが大事だ、というお話しがありました。
これは、仕事全般に対しても言えることだと思います。
スピードを重視するのか、質を重視するのか、顧客との関係性を重視するのか、提供するものの効果を重視するのか…
相手やタイミングなど様々な状況に左右されるものではありますが、それでも何か傾倒している部分があるはずです。
自分においてはそれを自覚すること、他者に対してはそれが何だろうと理解に努めることが大事だな、と改めて思いました。


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