学ぶと働くの重なるところ

学んだことを使うこと、経験から学ぶこと、学ぶと働くの重なるところについて考える。企業の採用コンサルタントを経験し、2つの教育系NPOで活動する中で考えたことを綴ります。

今から就くなら選ばない仕事

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こんばんは。
あっという間に7月も終わりですね。
先日、仕事の一環で、大学生たちと北九州市にある小倉魚町の商店街に行ってきました。
リノベーションによるまちづくりを全国に先駆けて実施し、成功を収めている地域です。

リノベーションによるまちづくりの事例ももちろん面白かったのですが、興味深かったのはちょっとした複合施設のフードコートの案内人がペッパーくんだったこと。
人件費がかかるので、ペッパーくんにした、とのことで、こういった商店街でもこうして人の代わりにロボットが働くことが選択肢に入るようになってきたのか、と思いました。
一緒に行った大学生たちはロボットが台頭していきているという実感がなかったらしく、私以上に驚いていました。

先日、出張で空港に行ったとき、同僚と「今から空港のグランドスタッフになろうとは思わないよね」という話をしたばかりでした。
もちろん、まだ採用はゼロにはならないですし、誇りをもって働いている人を否定するつもりはありません。
ただ、羽田空港では荷物の預け入れは自動になりましたし、チェックインにしても予約にしても、随分と人手がかからなくなりました。
人手が足りるようになれば採用は絞られますし、さらに削減もされていくでしょう。
多少はバランスをとるでしょうが、荷物の預け入れにしても予約にしても、機械についていけずに人を必要とするのは年配の方の方が多いでしょうから、残る人にはそういった方にも臨機応変に対応できる、経験や高いコミュニケーション能力が求められます。
今からその仕事に就いて、経験ある先輩たちの中で淘汰されずに生き残っていくのはかなり大変だと思います。

今後、どの仕事に就けば安泰か、ということは誰にも分かりません。
ただ、今から就くなら考えた方がいい仕事、というのはある程度見通しが立ちます。
実際に、今後20年でなくなる仕事、というのはいろんなところで公表されています。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925

おおざっぱな考え方ですが、短期的に考えても、その仕事に就いている人の上位3割に入れるという確信がない限り、就いてはいけない気がします。

今日、梯さんにお話しいただいたことの中で、
・型番のある商品は、商店街では(個人経営では)扱えない
ということが最も印象的でした。

文具や家電、本など、型番があり、どこでも全く同じものが買える。
そうすると、安い量販店やすぐ届くアマゾンなどの方が良い。
だから型番のある商品は扱ってはいけない、と。

おそらく、今後は仕事についても、型番のある仕事に就いてはいけない、と言えるかもしれません。
誰がやっても同じ結果になる仕事(例えば前述のフードコートの案内や空港の手荷物預かり、レジ打ちなど)はロボットでも人間でも、とにかく安くて使い勝手の良い方が選ばれます。
型番のない、オリジナルの、その人にしかできない仕事が求められます。

難しいのは、このことにピンとくる人は対策を進めることができ、ピンとこない人は崖っぷちに追い込まれるまで行動せず、差がどんどん開いていく、ということです。
教育に携わるものとして、考えるべきことは多そうです。


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