自分のために「優先順位」をつける

今日は千葉県内のある高校の先生と打ち合わせ。
大学選びや進路指導についても、色々と伺ってきました。
その中で出てきたのは、「うちの学校は部活が熱心なので、オープンキャンパスにも行ったことがなくて受験する生徒もいるんですよね」というお話。
打ち合わせをしていた先生は、「オープンキャンパスくらい、試合前じゃなければ顧問が許可して休みをあげればよいのに」ともおっしゃっていました。
そう言われると顧問の先生が原因の気もするのですが、一方で実はWEEKDAY CAMPUS VISITによく来てくれる高校生でこの学校の生徒さんがいます。
早速Facebookを通じて、「いつもどうしてるの?」と聞いたら、「僕の部活も基本休めない雰囲気なんですが、そんなの気にしてたら何も始まらないので、勝手に行きました。」とのこと。
顧問の先生に許可を取ってオープンキャンパスに行く子もいるということで、結局本人次第なんだなぁ、と思いました。
ちなみにWEEKDAY CAMPUS VISITを土曜日や県民の日(※関東だけの文化。都民の日や千葉県民の日など、学校が休みになる)にやると、本当は授業がある学校の生徒さんも学校を休んで来ることがあります。
高校の先生方と接している手前、推奨はしにくいのですが、本人がどちらが大事か考え、多少輪からはずれても自分で決めて行動に移せているのは素晴らしいな、と思うのです。
実際、テスト前に休んで行こうとした生徒さんに対し、「自分で決めなさい」と言ってくださった先生もいて、そう言ってくれる先生がいるのは羨ましいな、と思います。
自分のことを振り返ると、私の高校は地元・国公立推奨だったので、東京の私立を目指している時点で先生に良く思われていませんでした。
さらに、福岡で行われていた東京12大学フェアに行くために模試を休んだときも大揉め。
東京12大学フェアとは、東京にある12の私立大学が合同説明会形式で主要都市を回って説明しているもので、時間とお金を最小限に抑えて大学について知れる唯一の機会だったので、先生に反対される理由が分からず、憤慨したことを覚えています。
結局、その時志望していたのは中央大学だったので、中央大学の説明と相談ブースにだけ行って帰ってしまい、もっと他の大学も聞けば良かったと後悔したのですが、模試を休んだことによる悪影響はなかったように思います。
そのフェアに行ったのも、東京の大学へ進んだのも、許可をしたり背中を推したりしてくれた親の影響が大きい、と最近になって気付いて感謝をしています。
「やって当たり前」とか「やらなきゃならない」と思っていることに中には、本当はそうでないものもあります。
もちろん、人に迷惑をかけてはいけませんが、日本人の「みんな残業してるから仕事終わってるのに帰りにくい」とか、有給休暇の消化率が低い、とかも同じような傾向なのかもしれません。
「自分にとって本当に大事なこと」は自分で優先順位をつけて選んで行かなきゃいけないんだろうな、と思いました。


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