継続は力なり、を本当にするには

こんばんは。
雨が上がって、また少し寒くなりましたね。
インフルエンザの予防接種もそろそろしなければと思う、今日この頃です。

私は普段から色々な考え事をするのが好きなのですが、今日ふと、継続は力なりというけど、ただ継続するだけだと意味がないよなぁ、と思い至りました。
同じことを続けているようでいて、実際にはステップアップしていてやっていることのレベルとか位置づけが変わっていないと力がつかない、ということです。

例えば私は、夢職人でのボランティアを始めて6年目に入りましたが、同じ活動の中でも自分の中の位置づけや注力していることは異なります。

初めの1~2年目は、とにかく会社以外の新しいコミュニティに入りたい、と思って参加しました。
しかも、ただ仲良くなるだけでなく、何か一つの方向に向かって活動していく中で、色々な意見交換をしたり、深く関わったりできるようなものがいいな、と。
ただし、仕事と両立するためにはそれほど頑張りすぎない方が、長く続けられると思ったので、毎月何か一つの活動には参加する、くらいのゆるやかなペースで参加していました。

2年目の終わりくらいから、関わり方が大きく変わってきました。
他のスタッフとも関係性が作れてきて、その中で深くコミットしているスタッフに感化されたことが大きいのですが、参加する頻度を上げたり、他のボランティアスタッフの育成にも関わるようになりました。
ちょうど、仕事も慣れてきて、両立しやすくなったのもあると思います。
また、仕事ではまだまだ若手で任せてもらえないことも、夢職人であれば人材育成のようなマネジメントの範囲まで任せてもらえた、ということもあります。

4年目の後半くらいに、NEWVERYに入職したことで、また大きく変わりました。
NEWVERYでは、事業の企画やマネジメントが任せてもらえるようになり、重なる部分が増えてきたのです。
一方で、教育系NPOでありながら、教育現場に出ることはそれほど多くはありません。
夢職人は小中学生対象ではありますが、教育の現場に関わることになるので、その点で仕事との補完関係を築くことができます。
そんなこんなで、6年目に突入した次第です。

これは私個人の一例ですし、継続という中にも色々な関わり方が用意されています。
しかし、例えば中学生のときにやっていた卓球部を思い出しても、1年生でやっていた練習の内容や自分の心持ちと、3年生になってからでは違いました。
1年生の始めはとにかく相手側に返すようになることが大事ですが、力がつけばサーブの落ちる場所や回転をコントロールしたり、相手を左右に振ったり、もっと色々と考えて戦略的に戦えるようになります。
その時々によって自分ができること、できないこと、やりたいこと、必要なことは変わるので、継続を力にするには、「継続」の中でも絶えず「変化」させていくことが必要なのだと思います。

学生時代にやっていたアイセックや、前述の夢職人の活動でよく出会う(そして学生に多い)のが、1年足らずで「やりきった。ここでやることはない」と言って辞めてしまう人です。
もちろん、全力でやって満足したなら「やりきった」と思ってもらっても構いません。
ただ、そこそこやって、「ふんふん、こんなもんね」みたいな感じで辞めている人も多いように思うのです。
それはもったいないな、と思います。

結局、どこへ行ったって、これさえやれば力がつく!成長できる!みたいなものはなくて、本人の取り組み方次第なんだろうな、と思ったのでした。


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