学ぶと働くの重なるところ

東京で企業の採用コンサルタントを経験し、その後2つの教育系NPOで活動していた私が、新しい生き方を生み出すべく宮崎県日南市へ移住した話。

世の中に「価値観」はたくさんある。

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こんばんは。
あっという間に7月も終わり。
あまりの暑さにアイスやジュースの消費量が増え、蓄積が気になる今日この頃です。。。

さて、先週末はお休みをいただき、金~月の3泊4日でいつもの夢職人のキャンプにスタッフとして参加してきました。
今回担当したのは、小4~中1までの女の子6人班。
去年は小1~小4までの子たちの担当だったので、かなり体力を消耗しましたが、今回は高学年ということもあってほとんど手がかからず、何とか4日間を乗り切ることができました。

子どもたちに提供できたこと、できなかったこと、反省など色々あるのですが、ブログのテーマにしようと思ったのは、大人が子どもに知らず知らずのうちに植え付けている「価値観」についてです。
今回のキャンプで子どもたちと話していて、子どもたちの「当たり前」ってこうなんだな、と思った場面を3つほど紹介します。

(価値観1)大人になったら仕事に励み、結婚し、子どもを育てるものである

子どもたちと話していると、多くの女の子は「結婚してる?子どもいる?」と聞いてきます。
さらに高学年の子になると「仕事してるんでしょ?何でわざわざボランティアするの?お金もらえるの?」と聞いてきます。
こうやってボランティアをする私たちがいなければ、君たちのキャンプはどうするんだ、と思ったりもするのですが、特に社会人と言えば親しか接点のない子どもたちにしてみれば、当然の疑問かもしれません。

(価値観2)大人はえらい

今回のキャンプでは、初めに「新しいお友達を10人作ろう」という呼びかけがあり、帰りのバスの中で「実際に10人作れましたか?」という投げかけがありました。
すると私の班の子の一人が、「○○ちゃんと、○○ちゃんと、、、」と挙げ始め、10人目として私の名前を挙げたのです。
私としては、そっかそっか、と思いながら普通に聞いていたのですが、その反応にその子はちょっとびっくりした様子。
「え、友だちって思ってるってことだよ?私と友だちってことだよ?」と戸惑いながら聞いてきました。

最初は私も意味が分からず「え?そうだよ?友だちでしょ?」と返していたのですが、途中で、大人の私に友だちなんて言ったら怒られると思ってたのでは、と気づきました。
その子はふざけて「一人暮らしなの?寂しーい!」とか「もう疲れたの?年だね~」とからかってきていたので、その延長のつもりで言ったようで、それに対して私が普通に受け止めてしまったので、戸惑ったのだと思います。

ちなみに夢職人は子どもとスタッフの関係性を「半兄弟・半姉妹」と謳っており、ニックネームで呼び合う、敬語は使わないなど対等な関係を徹底しているのですが、初めて参加する子はついスタッフを「先生」と呼んでしまったりして、訂正するのが大変です。
それだけ、大人と子どもの関係は対等ではない、という考えが刷り込まれているのかもしれません。

(価値観3)偏差値の高い大学に行く人がすごい

これも帰りのバスの中でのことですが、班の中学生が「どんな仕事をしてるの?」と何度も聞いてくるので、WCVの説明を簡単にしてあげました。
その流れで明治大学卒だと言ったら「すごーーい!」と予想以上に大きなリアクション。さらにその話に乗ってきたのが、後ろの席に座っていた何と小2の男の子です。
僕は早稲田に行くんだ!ダメだったら慶応で、それもダメだったら立教で、さらにダメだったら法政!と言われ、何と返していいのか分からなくなってしまいました。

以前の活動の中でも、「大学に行かないと会社で偉くなれないんだよ。お父さんが言っていたもん」と言う子がいて、たまたまその場に高卒で働いていてスタッフをやっている人がいたので気まずく思った、ということもありました。
学歴や偏差値で優劣をつける、というのが子どもにも起きていることを感じ、とても残念な気持ちになります。

もちろん、子どもは親や周りの大人の価値観に影響を受けるものですし、その影響をどうこうできるものではありません。
ただ、夢職人のような場で、私も含めた色々な大人と会うことで、自分の持つ価値観は数ある価値観の中の1つでしかない、ということに気付いてもらえることもあると思います。
そのような立場で、これからも子どもたちに関わっていきたいな、と改めて思いました。


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