自分の運転だと酔いにくいのは人生も同じかもしれない

新型コロナウィルスの影響でイベントは軒並み延期か中止。私も3月はすっかりヒマになってしまいました。覚悟してフリーランスになったとは言え、ここまでのイレギュラーが起こるとは、、

そんな仕事のことはさておき、連日のニュースやSNSを見ていると様々が議論が飛び交い、それぞれの正義が対立し合ってどうにも疲れてしまいます。
東日本大震災や熊本地震のときもそうだったのですが、私は人への共感性がかなり高いようで、特に負担がかかるようです。

そんなときにふと、自分で車を運転しているときは山道でも酔わないのに、他の人が運転する車に乗ると酔ってしまう現象と結びつくのでは、と思い至りました。
軽く調べたところによると、運転手は自分でハンドルを握って操作しているので、距離感覚や揺れを把握しやすく、酔いにくいとのこと。
日常生活やキャリア形成におけるストレスも同じかもしれない、と思ったのです。

車を運転する際、山道のくねくねを真っすぐにすることはできませんが、ハンドルを握っていれば、どれくらいのスピードを出し、どのタイミングで曲がるのかは自分で決めて実行することができます。

同じように、新型コロナウィルスに関して国の方針は動かせなくても、触れる情報を絞って、メディアに振り回されないようにすることはできます。
仕事についても、相手の判断待ちにするのではなく、自分の中で方針を持って提案していくことは可能です。

昨年、神戸大学の研究で”所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる”という結果が発表されましたが、これもまさしく「自分で運転」したかどうかということなのかな、と思いました。
(研究の詳細はこちら→ https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2018_08_30_01.html

今年度は日南市の巡回相談員や宮崎県のキャリア教育コーディネーターなど、新しくてしかも行政系の仕事が多く、どうしても様子を見ながらになってしまっていたのですが、来年度はもっと自分でハンドルを握って動かしていきたいと思います。