学ぶと働くの重なるところ

教育・研修プランナーとして、宮崎県日南市を拠点に活動する川原祥子のブログ

いばらの道を選ぶ理由

「平和で、人々の可能性が最大限発揮された社会」

大学4年間を通じて活動していた、AIESECという国際的な学生NPO団体のVISIONです。
上京し、東京で得られる様々な経験や出会いの数に圧倒される一方で、それを活用しない周りの学生たちに「もったいない」と強く感じていた当時。人々の可能性という視点、それを最大限発揮された社会を目指すという考え方に共感すると同時に、VISIONを掲げて事業を行うことの意義とやりがいを知りました。

「ひとりひとりの成長が多様な主体によって支援され、誰しもが心身ともに豊かに成長することのできる社会」

社会人2年目から、ボランティアスタッフとしてずっと関わっているNPO法人夢職人のVISIONです。
教育に関わる仕事がしたいと思っていたものの、学校と塾以外に選択肢がなく、対象を大人に切り替えて採用・人材育成の分野を選ぶことになった最初の就職。学校でも家庭でもない第三の場として社会教育があり、親でも先生でもない大人が子どもの成長に携われるというのは、子どもにも、携わる大人にもすごく価値があることだと知りました。

「若者たちが未来に希望を持てる社会」

職員として入り、事業責任者、そして理事まで務めた、NPO法人NEWVERYのVISIONです。
前職の新卒採用支援の中で触れた、就職活動に追い詰められる学生たち。彼らが前向きに社会に出られるようになるには大学生活を変えるしかない、と足を踏み入れた教育業界は、課題は山積しているものの、大学入試改革を含めた教育改革のうねりが確実に来ていることを知りました。

社会の変化の中で、ライフスタイルは多様になり、取り得る選択肢は無限に広がっています。
その分、一人ひとりに課される責任は重く、求められる力は大きくなります。
すでに、学びは学校だけのものではなくなり、また学生だけのものではなくなっています。

一方で、それ程の責任を負い、力を身につけるだけの学びの環境は、全ての子ども、若者たちに提供されているでしょうか。
日本には義務教育があることから、教育格差にはこれまで目が向いてきませんでした。しかし実際には、家庭環境、経済的事情、いじめなど、様々な要因で、その機会を阻害されている子ども、若者がいます。

私は、企業の採用・育成や、大学の学生募集・中退予防の現場で、機会に恵まれなかったばかりに、不合格になってしまったり、適応できなかったりして苦しむ若者をたくさん見てきました。
悪い子ではないけど、自立していない。企業も大学もこの厳しい環境下で、手取り足取りフォローはできない。そんな狭間で多くの若者たちが社会的弱者へと転落しています。

それは分かるけど、どうしてそんないばらの道を選ぶの?そんな質問も受けました。
色々と考えたのですが、「知ってしまったから」としか言えません。
社会課題に向き合う面白さ、社会教育の価値、教育改革のうねり、そして地方と都市の教育格差の課題。

ソーシャルビジネスと呼ばれる分野でそれぞれの課題に全力で立ち向かう先輩や後輩、友人たちには遠く及びませんが、ビビりの私がようやくここまで来た、ということで、応援よろしくお願いします♪


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