調べれば分かることに必要なこと

こんばんは。
昨日の記事を見返したら、手抜きすぎてびっくりしました。
スマホからだとそれなりの分量に見えても、PCからだと全然ですね。
2週間ぶりのスポーツジム通いに急いでいたところだったので、ご容赦ください笑

さて、そんな昨日ジムで自転車をこぎながらテレビを見ていたら、「今の学校と昔の学校はこんなに違う!」みたいな特番が放送されていて、つい見てしまいました。
教育業界にいるからか、さすがに目新しいものはありませんでしたが、その中で取り上げられていたタブレット端末の1人1台の配布から、ちょっと思うところを整理してみます。

タブレット端末がツールとして適切かどうか、という是非はともかくとして、この情報化社会の中では、知識を自分で持つことよりも、様々なチャネルを駆使して自分の必要なときに知識を引き出せるスキルを身に着けることが重要、なんてことを言われたりします。
それはお手軽なようでいて、すごく難しいことだな、と思うのです。

なぜなら、「自分は何を知りたいのか」、「自分は何を知らないのか」ということについては、自分で考えなければいけないからです。

最近、仕事でアンケートの集計をするにあたり、数値を入力したら自動計算してくれるエクセルを整える作業をしています。
その作業も、エクセルで何ができるのかを知らないと、そもそもの設計ができません。
幸い、私は大学から社会人にかけてエクセルが得意な人の周辺にいたので、「よく分からないけど、こんなこともできるらしい」という感覚だけは持っています。
なので、あとは思いつくキーワードを並べてgoogle先生に質問し、何とか答えに辿りつけています。

しかし、本当にエクセルのことを知らないと、何ができるのかも分かりません。
大学生と話していて、よくびっくりされるのが、エクセルのセルの中の改行です。
これも、エクセルがセルの中で改行できるのだ、ということさえ知っていれば検索してすぐに出てきますが、そもそも改行ができないものである、と思いこんでいてはそこには辿りつけません。
同じような話で、この間はパワーポイントのマスタ(背景や外枠などの全スライドの共通する部分)が自分で作れることに驚かれました。

それでも、「私はエクセルで何ができるのか、ということも知らない」ということに気付ければ、「エクセル できること」で検索をすることができます。
もしくは、人に質問することができます。
そうすれば、そこで知ったことを元に今度はやり方を調べれば良いのです。

何だか、倫理の授業でやった「無知の知」の話みたいになってきましたね。。。
ということで、学校教育に話を戻します。

今はどうか分かりませんが、中学校でインターネットを学んだ時には、与えられたキーワードや課題を調べる、という作業が主だったように記憶しております。
(※高校では、情報科目が入る前の指導要領の世代だったので、やってません・・・)
検索窓にキーワードを入力して「検索」をクリックするのは簡単ですが、そこで期待通りの回答を得るための知識や思考力やスキルについて、もっと注目されればな、と思ったのでした。


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