「朝日中退予防ネットワーク」設立記念シンポジウムに登壇しました

今日はファシリテーターの一人として参画している「朝日中退予防ネットワーク」の設立記念シンポジウムでした!

私の担当テーマは「高校中退」。札幌新陽高校副理事長兼法人本部長であり、東明館学園の理事長もお勤めの荒井先生と一緒にお話をさせていただきました。

私が中退予防というテーマに出会ったのは、NPO法人NEWVERYへ入職した2013年。活動の中で「中退って問題なの?」とずっと言われ続けていましたが、主語を学校に置いたときには「中退は個々人の問題で学校は何も悪くない」とは言えない、と思っています。
もちろん、主語を個人に置いたときには中退は選択の一つで、責められるようなことではありません。しかし、中退が新卒一括採用の中で不利だったり、学校という所属を失った若者が支援を受けられる窓口や機関が少ない、と言った社会の構造上の問題もあります。

今日は多様な委員の方々から様々な観点で問題提起・解決の方向性の提示や実践の紹介がありました。改めて感じたのは、この社会の変化の中で、そもそも学校の役割って何だろう?教育機関と社会との接続のあるべき形とは?ということを問い直す必要があるということ。壮大なテーマですが、中退予防はそこへ切り込む一つの観点だと捉えています。
このネットワークの中で議論を深められることが、さらに楽しみになりました。

もしご関心があれば、ネットワークにご参加いただき、一緒に議論したいです!
https://www.asahi.com/sports/events/non-dropouto/