移住に後悔はないけど、迷いは常にある

宮崎に移住して、ついに3年が経ちました。
転職し、独立し、結婚し、引っ越しも2回したので、なかなか変化があった3年だったのでは、と思います。
移住者という扱いもすっかり受けなくなりました。

振り返るにあたって過去のブログを読み返していたところ、移住直後にこんなことを書いていました。

東京に機能が集中しているクリエイティブな仕事を、起業も独立もなしで地方で行うことができるのか、ということについて、実際に働きながら考えていきたいと思います。

http://sh-kawahara.mond.jp/archives/759

これに関しては、私は結局できませんでした。
やりたいことが教育ではなく、まちづくりとかだったら、まだ選択肢があったかもしれません。

ただ、東京で独立や起業をするよりはハードルが低かったように思います。
実績よりも個人の信頼が重視されることと、競合が少ないことが理由です。
その分、地道に信頼を積み上げることと、専門性を高めておくことが必須になりますが、私がこのタイミングでやりたいことをやるには合っていたようです。

このように移住について後悔していませんが、迷いや不安は常にあります。
一番は思うのは、変化はあったけど、成長はしているのか?ということです。

競合が少ないということは、互いに切磋琢磨していく環境も少ないということ。
基本的に、自分の意見がそのまま通るか、スルーされる(声がかからない/反応がない)の2パターンしかないので、これで良いのか?とモヤモヤすることも多々あります。

勉強会やセミナーで学ぶ形は、コロナ禍でオンライン化が急速に進み、かなり充実してきました。
東京にいる友人や先輩たちともオンラインでおしゃべりすることができます。
ただ、1つの目的に向かって手段を共にし、議論を尽くして実現していく環境というのは、なかなか得られないのかなぁと思うところです。

この辺りがリアルの意義であり、仕事も学びもオンライン化が進む中での次のテーマかもしれません。