自分にモヤモヤしてる人が何かを立ち上げようとすることについて

前から「現状に満足できないなら、とりあえず起業しちゃえ!」とか、「何もやってない自分に気付いてこんな活動を立ち上げました☆」というのへの違和感をブログに書いていましたが、ここ最近もそれを感じることがしばしば。

具体的に書くと波風がたちそうなので、とりあえず新しいこと立ち上げました!という経験が本当にすごいの?ということについて考えてみました。

その結果思ったのは、新しいことの立ち上げって学校の勉強で言うところの「問題集の自作」みたいだな、と。
いまの自分が成長するに相応しい問題集がないから、自分で作ってやる!!というイメージです。

しかし、その最大の落とし穴は、解答も解説も自分で作るので、自分の範囲を抜けられないこと、そして誤っていても気付きにくいことです。

市販の問題集を使えば、ちょっと使い勝手は良くないかもしれないけれど、時間と人手をかけたノウハウが詰まっているし、解説も付いています。
活動で言うと、部活動とか、委員会活動とか、サークルとか、留学とか、インターンとか、そんなものたちでしょうか。
それを経て成長をしていった人たちが少なからずいて、試行錯誤が繰り返されています。
それが自分自身の行きたい方向に合致するかは別として。

そうやって考えると、新しいことの立ち上げをする人の中には、自分に合った問題集を探すのを面倒くさがって自作に走っちゃった人もいるように思えてきます。
すごく時間をかけて作った良問が、実は何年も前から問題集に載ってたりするのもあり得る話です。

もちろん、学生時代から何かを立ち上げて大成していった人たちもたくさんいます。
しかし、私の知る範囲の人たちには、横に寄り添ってアドバイスをくれる経験者がいるように思います。
作った問題集にフィードバックをくれたり、出した答えに解説をつけてくれたりする人です。
また、本当に優れた問題集を作り上げる人は既存の問題集もたくさん解いて、読み込んで、本当にないものを作ります。

少なくとも、誰もが、どんな習熟度合いにあっても問題集を作れば力がつく、というのは違うだろう、とやっぱり思ってしまうのです。

ちなみに、視野を広げるためと言ってセミナーにやたらと参加したり、世界一周したりするのは、参考書を買いあさるのに近いんじゃないかな、と思います。
参考書は教科書や問題集にはない、新たな視点を与え、理解を促してくれますが、たくさん集めて本棚に並べても仕方のないことです。

そうやって考えると、私は問題集を自作しようとしたことはありませんが、その時々に必要な良問と出会うことには必死だったように思います。
今は、NEWVERYの理事長の山本さんと、WCVディレクターの倉部さんが考えた、今の私には究極の良問であるWEEKDAY CAMPUS VISITに全力で取り組んでいる、ということになります。

という感じで結論はないのですが、そんな例えを思い付いたので、つい書いてみたくなったのでした。

ただ、大学時代には私の例えは、パッと聞くとそれっぽいけどよく考えると意味が分からない、と言われていたので、さらっと読み流してもらえると嬉しいです(笑)


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