学ぶと働くの重なるところ

学んだことを使うこと、経験から学ぶこと、学ぶと働くの重なるところについて考える。企業の採用コンサルタントを経験し、2つの教育系NPOで活動する中で考えたことを綴ります。

東京はアマチュアに優しい

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こんばんは。まだまだ朝晩は冷えますね。
先週末、大学時代の友人が海外の大学にMBAを取りに行くことになり、合格おめでとう&いってらっしゃい飲み会をしました。
社会人3年目くらいから海外赴任する友人が増え、今も何人もいるのですが、並行して20代後半にかけては地元に帰る(旦那さんや奥さんの地元の場合もある)人がすごく増えてきました。
家業を継ぐため、親のため、子育てのため、理由は様々ですが、そうして見ていると、東京にいる意義って何だろう?と改めて考えます。

少し前までは、「機会(チャンス)が多い場所」だと思っていました。
今も基本的には同じ考えなのですが、少しニュアンスを変えて「アマチュアに優しい場所」だと思うようになりました。
そう思うようになったのは、一昨年に始めた演劇、そして去年始めた卓球や囲碁の影響が大きいかもしれません。

演劇も卓球も囲碁も、地元でもできる場所はあると思います。
しかし、同世代と一緒にやりたい、初心者でイチから教えてほしい、趣味程度でそこそこやりたい、そんな風に考え始めると、おそらく選択肢はなくなってきます。
東京のいいところは、人口が多い分、ニッチなニーズでも合致するコミュニティや仲間が見つけやすい、というところです。
コスプレ姿で池袋の街を歩けるのは、一緒に歩く仲間がいるから、みたいなものですね。

初心者やアマチュアを抱えることができるということは、プロになるための最初のステップの環境が整っている、ということです。
もちろん、だからこそプロにならずにアマチュアで満足する人もいるかもしれませんが、裾野が広がると全体の底上げになる、という部分もあるでしょう。

一方で、インターネット上には世界中のアマチュアが集い、またニッチなコミュニティが数々形成されています。
100%リアルに代わるものではありませんが、囲碁であればネット上で完結できますし、他のものもネットによってリアルを近づけてくれることはあると思います。
そうなると、東京に人が集まる意味って何だろう?と。

トキワ荘プロジェクトでも、漫画家志望者が東京に出てくる必要性の変化について、最近よく話をしています。
原稿がデジタルであれば、アシスタントも在宅になりますし、新人賞への応募や出張編集部の持ち込みなどで、上京しなくてもある程度のレベルまでは地方でも上っていけます。
担当編集さんと密な打合せが必要だったり、どこかにアシスタントに行ったり、上京していた方が良い時期もあると思うので、ずっと地元にいてプロになるのは簡単ではないのが現状ですが、とは言え、東京に来るということの意義や役割が変わっているのは事実です。

今は地方創生が叫ばれていますが、どんどん東京を出ていく友人たちを見て、東京こそ街としての魅力が低下しているのではないか、と思うのでした。


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