近くの姉兄より、遠くの他人?

こんばんは。
また今週も台風が来ていますね。
毎週、大阪や福岡に出張しているので、飛行機や新幹線が台風で止まったりしないか、いつもドキドキひやひやしています。

さて、今日はたまに出てくる弟の話です。
うちには姉弟のLINEグループがあるのですが、先日下の弟からとある相談がありました。
大学1年生も後期に入るというところなので、そろそろアルバイトをしようと面接を受けたらしいのですが、「2年次にキャンパスが変わるので半年しかバイトできない」と正直に言ってしまったというのです。

しかも、それを知恵袋さん(Yahoo!知恵袋のことらしい)に相談し、「はい、落ちましたね」といった回答をいくつももらって、凹んでこちらに相談をしてきたのでした。

え?お姉ちゃんやお兄ちゃんよりも知恵袋さんが先なの???とつい思ってしまった私。

実際、姉も兄(私にとっては弟ですが)も東京で大学生活を送り、すでに社会人になっているわけなので、相談にはいくらでも乗ることができます。
特に、上の弟は下の弟と大学も学部も同じなので、キャンパスが1年で変わってしまう、という同じ経験をしてアルバイトもやっていたわけです。これ以上の相談役はいません。

なのに、知恵袋さん頼み。ちょっと寂しい。。。

それはさておき、私はそういうときにYahoo知恵袋を頼りにしたことはありません。
もちろん、使っているソフトでエラーが出たときに、検索して同じ状況の人が質問しているのを見つけたり、買い物などで口コミを検索したときに、Yahoo知恵袋が出てきて、参考にしたくらいのことはあります。
そういうテクニカルな知識であったり、主観的な意見や感想で十分なものであったりする場合にはいいのかな、と思います。

ただ、今回のように、状況や価値観によって答えが千差万別になるようなもので、かつ相談できる人が身近にいるのに知恵袋さんが先か、と思うとジェネレーションギャップを感じてしまうのです。

以前、WEEKDAY CAMPUS VISITに参加したいという高校生が、知恵袋に質問をしているのを見つけたこともありました。
こちらに問い合わせをすれば良い内容(実際にはよくあるQ&Aに載せている内容でした)なのに、知恵袋を活用していたのです。
やはりこれも似たような話です。

Yahoo!知恵袋を見てみると、恋愛のことや仕事のことなど、とても個人的な相談がたくさん載っています。
しかしそういった内容は置かれている状況やその人のパーソナリティによってアドバイスすべきことが大きく変わりますので、第三者(しかも言ってしまえば、知恵袋で回答を返してあげるだけの時間の余裕のある人)からのアドバイスが適切なものになるようにはどうしても思えません。

何かを人に相談するのは、怖いことかもしれません。
知っている人に話をして、バカにされたり、否定されたりしたらどうしよう、と思ってしまうこともあるでしょう。
仕事であれば、怒られることもあるかもしれません。

ただのジェネレーションギャップなら良いのですが、適切なアドバイスをもらうことよりもそういう怖さからの逃げでネット上の第三者を頼るのだとすれば、それはちょっと怖いことだな、と思ったのでした。


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