本当にやりたいことは、やったことのあるものの中からしか見つからない

こんにちは。
演劇ワークショップの卒業公演が先週末に終わり、びっくりするほどの喪失感に襲われた今週。
お陰で仕事が終わらず、今日も事務所に来ています。。。

そんな中、今後のお芝居との付き合い方を考えつつ、思い出したのは、「やりたいことは、やったことのあるものの中からしか見つからない」ということ。
私が思いついたことではなく、NEWVERYの中でよく、やったことがなくて「やりたい」と言うのは、単に「やってみたいこと」でしかない、というようなことを言われていて、その言葉を改めて感じました。

私が高校で演劇部に入ったのは、高1の2者面談で担任の先生に「声優になりたい」と言ったところ、「まずは演劇部に入れ」と言われたのがきっかけでした。
当時も声優になりたいと言うからには、演劇部に入ることを考えなかったわけではなかったのですが、体験入部をしたところ先輩たちが個性的すぎて、色んな意味で怖くて、入るのを止めてしまっていたのです。
最終的には、演劇部での経験の中で、自分の才能のなさも、それを補うほど必死に努力する情熱までは持てないこともわかり、目標は別のものに移っていきました。
面談のとき、頭ごなしに否定するのではなく、演劇部に入れと言ってくれた担任の先生には、とても感謝しています。

逆に今回、10年ぶりくらいにお芝居をやってみて、やっぱりお芝居が好きだなぁ、ということもわかりました。
本業にしたい(そのための数々のハードルを乗り越えよう)という程ではないのですが、当初計画していたような、これで終わり!満足!!という気持ちにはなれなかったのです。
これもやってみなければ、わからなかったことです。
お芝居は、スポーツや読書などのようには趣味にしにくいので悩ましいのですが、長い目で付き合い方を考えてみようかな、と思っています。

さて、やりたいことを探している人の中には、色々なことを調べたり、人に聞いたりしているのに、実際にやってみてはいない、という人も多いように思います。
それこそ、将来は教育に携わりたい、と言いながら、今は教育に関わることは何もしていない、という人に話を聞きたい、と言われることもあります。
教育系のNPOで社会人のボランティアスタッフを求めているところなんてたくさんあるので、せめてそういうところで活動してみればいいのに、と思うのです。

もちろん、全てのことが簡単に「やってみる」ことができるわけではありません。
ただ、今は高校生でも起業したり、ネットで何かを売ったり、youtubeなどに動画をアップして話題になったり、ということが起きています。
情報が溢れている今だからこそ、情報に頼りすぎずに「やってみて」ほしい、と思うのでした。

そんなわけで、集合写真。みんなのことが大好きになり過ぎて、今は失恋のときのように辛い。。。
来て下さった皆さま、ありがとうございました!
20160321


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