子どもは周りの大人次第で大きく変わる

こんばんは。
すっかり年の瀬の感じが出てきましたね。
仕事のパートナーである大学の方々は徐々にお休みに入られていて、今週はすっかり仕事が落ち着いて来ました。
今週は、企画書や事業計画など、考える仕事に注力する予定です。

さて、昨日は夢職人で毎年恒例のクリスマスケーキ作りの企画に参加してきました。
去年、一昨年と企画側をやっていたのに加えて、その前の2年間は裏方だったので、子どもたちと一緒にケーキを作るのは何と5年ぶり。
周りで見ている分には色々言えるけど、やはり班に入って一緒に作るとなると、思う通りにいかないなぁと反省するばかりでした。

そんな中、プログラム後の振り返りで出たのは、「一緒の班になるスタッフによって、子どもの行動って全然違うよね」という話。
あのスタッフが話をするとちゃんと聞くけど、あのスタッフが話しても全然聞かない。
そういうことはよく起こります。
もちろん、夢職人は裏方スタッフも入れれば子ども2~3人に対して大人1人、というくらいスタッフがいるので、そこはスタッフ同士でサポートし合えるわけですが、学校の先生ともなるとそうは行かないので、大変だろうな、と思うのです。

宿泊プログラムの前には、スタッフが保護者さんと面談をするのですが、あるとき、とある長く来てくれている子の保護者さんから「うちの子は学校で、人の話を聞けない所があると言われた」という話がありました。
しかし、その子を前から知っている私からしてみると、「その子はアプローチ次第なだけで、そういう子ではないはず」という意見。
他のスタッフも同様で、「担任の先生に見る目がないんだよ」という結論に至りました。
※個人が特定されないよう、内容は一部変えています。

前に、ビリギャルの映画の感想をこのブログに書いたとき、「ダメは生徒はいない。ダメな先生がいるだけ」というセリフを紹介しましたが、そのことを思い出しました。

さらにこの「スタッフによって子どもの態度は違う」という話を、高校生のスタッフの子としていたのですが、その子自身も、「初めて会った先生は、信用できるか観察する」ということを言っていました。
言っていることは合理的か、人の話は聞いてくれるか、何を大事にしていることなのか、などなど・・・
特に小学校高学年からは、この点が重要にになってくると思っています。

ボランティアスタッフの中でも、子どもが言うことを聞かなかったり、班がまとまらなかったりしたとき、「今回は来ていた子が難しい子だった」といって思考を止めてしまう人は伸びませんし、「自分の接し方がダメだった、どうしたらいいんだろう」と考えて改善できる人は伸びます。
人によって、響く接し方は様々なので、引き出しをそれだけ多く持っているかも重要です。

これをまた、対子どもだけではなく、対大人で考えて日常に活かしていくのが難しいのですが、常にこの視点に立ってコミュニケーションしないと、と実感したのでした。


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