地方の「暮らし」が魅力的になればいいのに。

こんばんは。
めずらしく、2日連続の更新です。
休日はPCを開くことがほとんどないので、平日の方が更新に向いているのかもしれません。

さて、今日はお休み明けの初日なわけですが、毎週月曜日はチームの定例会議をしており、その冒頭に最近のできごとを雑談する時間があります。
今日はお休み中にどう過ごしていたのかを中心に話していたのですが、私の過ごし方にふと疑問が呈されました。

私が話したのは、帰省すると毎回会う、小中の同級生との過ごし方のことで、いつも困るのが「何をするのか決めること」という話です。
大体が地元から車で40分くらいの中くらいのイオンモールに行くか、1時間半くらいかけて大きなイオンモールに行くかで、行ったらお昼を食べ、買い物をし、ゲームセンターでクレーンゲームをし(その友人が好きなので)、その時に見たい映画があれば見る、という感じです。

呈された疑問は「それって会う意味あるんですか?」というもの。

正直、会って話すのが目的なので、どこに行ってもあまり関係なく、目的は達成されています。
買い物も歩きながら話すばかりでお店のものをほとんど見ていない、という程です。
なのでやっていることが毎回同じでも会っている意味はあるのですが、一方で下手したら高校時代から休日の過ごし方が変わらない地方の環境について、これでいいのか?と思うのは確かです。

IターンやUターンを増やそうという議論の中では、とにかく「仕事」についてフォーカスされがちです。
例えば地域おこし協力隊なども、地域のために外の力を、と言いつつ、仕事の場の受け皿としての側面も大きいように見えます。
一方で、IターンやUターンを考える人は「仕事」ではなく、休日の過ごし方も含めた「暮らし」を重視する人が多い印象です。
つまり、「暮らし」の魅力こそがIターンやUターンの人を惹きつけるのではないか、と思うのです。

実際、「仕事」の魅力で言えば、やはり都市圏の方が多様性があったり、規模が大きかったり、クリエイティブだったりして、地方が勝つのは難しいかもしれません。
しかし、人との関わり方や食べ物の美味しさ・安さ、住む場所の環境といった「暮らし」であれば差別化ができます。
もちろん同じ仕事でも、都市圏でやるより地方でやった方が面白い、という種類の仕事もあると思いますが、そういう話よりは、「暮らしが豊かになった」という話を聞くことの方が多いように思います。

そうやって整理すると、私が地元に帰らないのも、「仕事」のせいだと思っていましたが、「暮らし」のせいかもしれません。
実際、「仕事」だけであれば、頑張れば面白い仕事を自分で作って食べていくこともできるように思います。
しかし冒頭に書いたように、半年に一回しか帰省しないにも関わらず、休日にやりたいと思えることがない、という状況では、東京にいた方が「仕事」も「暮らし」も豊かで、帰る理由がありません。

「暮らし」が魅力的であるとはどういうことか、というは人それぞれなので踏み込みませんが、とにかく地元の「暮らし」が魅力的になれば、将来的に帰ることも考えられるのにな、と思ったのでした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください