やりがいって?という質問の罠

今日、同じNPOの大学3年生からメールがあり、今度就職活動の相談に乗ることになりました。
就職活動の相談を受けると必ず出てくる質問があります。
仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
もし、私のキャリア観を聞きたいのであれば、問題ないと思います。
しかし、私の話を通じて会社や業界のことを知りたいならこの質問は適切ではないな、というのが私の考えです。
なぜなら、何をやりがいと感じるかは、人それぞれだから。
営業の成績を上げることにやりがいを感じる人もいる
お客様からありがとうと言われることにやりがいを感じる人もいる
チームで一緒になって頑張ることにやりがいを感じる人もいる
上記の3つは1つの会社、職種の中にあっても矛盾しません。
なので、私はその質問を受けた時、あなたはどんなやりがいを求めますか?と聞くようにしています。
そのやりがいを得られるかどうかを私は話せば良いからです。
しかし、ほとんどの社会人は聞かれたままに答えてしまいます。
だからOB訪問で会う社員や人事との相性で志望を左右されたりしてしまうのです。
もちろん、やりがいを感じる部分が同じということは価値観が同じということなので、社風に合う、という判断もできます。
しかし、よくある「たまたま会った人が」ということにもなりかねません。
また逆に違った場合、本当は求めるやりがいもあるかもしれないのに、たまたま質問された人が同じような部分にやりがいを感じない人であれば、その会社は合わないな、と判断されてしまいます。
それはすごくもったいないことです。
まずは自分が何を求めるのか、それを明確にしてから質問することをお勧めします。
それでもし、「あれ?」と思うことがあれば、また軸を見直せば良いのです。


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