やりたいことは仕事にすべきではない

こんばんは。
先日のブログがすごい反響で、びっくりしています。
あのテーマは、心の中でもやもやしていたものの、あまり外に出したことがなかったので、共感のコメントをいただけて嬉しかったです。

さて、そんな先日の記事とは関係なく、今日も最近の出来事を。
先週、2つのセミナーに参加する機会があったのですが、その両方で、少し年配の(そして今も最前線で実践を重ねている)方から「やりたいことって仕事にすべきじゃないよね」という話がありました。

ちなみに参加したセミナーはこちら↓
・ひみつ基地 study session 第2回「大学ミスマッチは自己責任?」
・第4回みんなのイイナコレクション「what if : もしも願いが叶うなら」

どちらも、一緒にお仕事や活動を一緒にしている方の主催で参加したものでした。

「やりたいことを仕事にするべきじゃない」という言葉、やりたいことを仕事にしてしまった私としては「おぉ・・・?」という感じなのですが、もちろんそこで話が終わるわけではなく。
「やりたいことは趣味にしておいた方が自由にできる」こと、「やりたいことを仕事にしてもいいけど、大変だよ」ということを言っていたのでした。

もちろん、やりたくないことを仕事にすることも、それはそれで大変です。
しかし、やりたいことを仕事にする大変さについて、教えてくれる人は多くはありません。

また、実際には「やりたいこと」と「やりたくないこと」の間には、「やることが苦ではないこと」とか「自ら進んでやりたいという程ではないこと」とか「誰もやる人がいないないならやってもいいこと」とか様々なレベルのことがあります。
さらに言えば、「やりたいこと」を何と捉えるのかも人によって認識の変わるところです。

例えば同じアパレルショップの店員さんでも、「服は好きだけど、初対面の人と話すのはあまり好きじゃない」という人もいれば、「服にはそんなに興味はないけど、色々な人と話すのが好き」という人もいるかもしれません。
どちらか仕事が続きやすい、というのはあるかもしれませんが、どちらも「やりたいことを仕事にしている」と言うことができます。

そう言えば先日、夢職人の中心メンバーだったスタッフから、私について「入ってきた当初は何をモチベーションにして活動しているのか、よく分からなくて話題になった」と言われました。
子どもと遊ぶのがすごく好きという感じもしないし(それはそれで問題ですが)、裏方とか写真係とかでも淡々とこなしてるだけだし、と。
そう言われて振り返ってみたのですが、私としては夢職人のVISIONに共感して関わっていただけなので、その中で自分がどんな業務や役割を担当するのか、気にしていなかったんだな、と思いました。

NEWVERYでの仕事についても「高校生の進路選択の意識改革」についてはやりたいことですが、そのための業務としてある「契約書を作ること」はあまりやりたくないことですし、「細かいお金の計算」などもできればやりたくないことです。
「やりたいことを仕事にしている」からといって、「やりたいことしかやっていない」わけではない、ということですね。

私の周りの大学3年生たちも、就職活動に向けて浮き足立ってきた今日この頃。
「やりたいことを仕事にすべきかどうか」よく議論になるところだと思いますが、その中身についても話をしていきたいな、と思いました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ブログ

前の記事

無償であることの代償