教えたがり、つなげたがり

最近、色々と引き受けてしまってバタバタしているので、少しサボり気味です。。。
始めるより続ける方がむずかしいとは、よくいったものですね。

さて先日、ある大学生向けのセミナーに行ったインターン生が、こんなことを言っていました。
「教育に興味のある学生がたくさんいたのですが、何でみんな教育をやりたがるんでしょうね?」

私は今、夢職人のボランティアスタッフや、NEWVERYの職員の採用をやっているので、大学生に限らずそういう人とは面接でたくさん出会います。
また、教育系のイベントにも行くので、そこでもよく出会います。
なので、インターン生の疑問はよく分かります。

みんなすぐ、教えたがったり、つなげたがったりするなぁ、と思うのです。

私なりに分析してみると、自分が出会ったもの、学んだことに感銘を受けたために、それを人と共有したいのだろうな、と思います。
おいしいお店を見つけたら、人におしえたくなる、みたいなものです。
その背景には、自己肯定につなげたいとか、優位に立ちたいとか、何か無意識的な心理が働いているのでしょう。

教えたり、つなげたりする人たちは教育業界やNPO業界にはたくさんいますし、そこで価値を発揮しているわけで、悪いことだとは全く思いません。
ただ、教えたがったり、つなげたがったりする人たちの中には、それ自体が目的になっていて、教えてどうする、つなげてどうする、がなかったりするのです。
それが違和感を生み出します。

私自身も、本当に相手のためになることをしているのか、自分が教えたいこと、しゃべりたいことだけになっていないか、日々気を付けようと思いました。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

前の記事

大学の不思議を考える

次の記事

顔の見える関係性の効果