教養の研究中

あっという間に一週間。前半はひたすら会議、後半は福岡と大阪でセミナーで、何だか落ち着かない週でした。

そんな合間の最近の読書のテーマは「教養」
職場の人に貸してもらった『池上彰の教養のススメ』という本に感化され、自分の分野と正反対の本を読めとの教えから、上記の本に池上さんの対談相手として出てくる大学の先生たちの本を買って読んでいます。
まず読んだのが、生物学の先生の本と、宗教学の先生の本。

ただ、結局自分の分野から離れられなかったからなのか、どちらも「幸せの尺度を変えないと環境や社会は崩壊する」という話でした。

思い返してみると、私が初めて自分の幸せの尺度を考えたのは、おそらく中学生のときです。

小学生のときは、勉強は得意だけど運動は苦手、人見知りでひたすら読書に勤しみ、真面目で同級生からはちょっと面倒くさがられるイイコちゃんだった私。
勉強の目的は典型的な「お母さんに喜んでもらうため」でした。

そして中学生になると定期テストの点数で順位がつくわけですが、飛躍的に順位が上がったときに、自分の思ったよりも母親が喜んでくれなかったのです。
私自身もとても嬉しかったのを覚えているのですが、今思うとその順位だったことより、その順位になって母親が喜んでくれるだろう、と思って嬉しかったのだと思います。

そこで初めて、誰のために、何のために勉強していたのか悩みました。結構泣いたりしたんじゃないかな、と思います。
でも本を読みながら、あのとき気付いて悩んでおいて良かったな、と思います。
そこで母親が喜んでくれて、そのまま大学卒業まで行っていたらと思うと恐ろしいです。

そんなことを思い出しました。


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