ふたたびの上勝町と、私のやるべきこと等

さて、昨日・今日と徳島県は上勝町に来ています。
地域再生、というキーワードに少しでも興味のある人なら、知っているであろう「葉っぱのまち」。
昨年末に引き続き、2回目の訪問です。


(上勝町の爽やかな朝!)
今回来たのは、前回来たときに知り合った上勝で活動されている方のお誘いで、島根県の海士町(こちらも地域再生の事例として有名ですが)の人が来て色々話すから、集まらない?みたいな会でした。
こんなに早くまた上勝町に来るとは思っていなかったのですが、これもご縁だと思い、気持ちの向くままに来ることにしたのです。
これまで、ずっと「教育」をテーマに学生時代から活動をしていましたが、私自身も地方の出身だったので、「地方」というキーワードを捨てきれずにいました。
「地元に帰って貢献、とか考えないの?」という質問は大学時代から受け続け、一時は後ろめたさも感じたものです。
そんなわけで、色々な事例には触れていたものの、今回は少人数で意見を交わす場。
これまで以上に「自分ごと」として考えることが求められ、貴重な経験になりました。
結論としては、「私にはまだ、頑張ってどうにかしたいと思う地域がないから始まらないのだ」ということがはっきりと分かった、という感じでしょうか。
地域をどうにかしよう、というとき、それは必ずしも自分の生まれ育った地域である必要はありません。
それは、数々の事例を見ていても思うことです。
しかし、だからといって生まれ故郷以外の土地で取り組みをしている人が、どこでも良いと思ってやっているわけではないんだな、ということを改めて感じました。
一方で、教育の分野でこういうこと考えているんです、という話をすると、「いや、それは無理でしょう」と言われたりして、今回の参加者の皆さんがやっている地域のことの方が私には難しいと思えるので、「ここでなら、こういうことをやるべき!できそう!」という感覚自体が、地域だけでなく分野であっても「ここでやろう!」と選ぶ決め手になるのかもしれません。
また、地域活性の施策は、各地域の特色(それは特産物だけでなく、人柄、風土、行政などなど)によって大きく異なるものですが、唯一共通するとすれば、それは「人」だと思います。
地域に根差し、物事を動かせる人が、どうチームを組んでやっていくか。
それは結局、「教育」がどう機能して社会に貢献するか、だと思うので、やっぱり私は「教育」だなぁと思いながら、この旅を振り返るのでした。


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