学ぶと働くの重なるところ

学んだことを使うこと、経験から学ぶこと、学ぶと働くの重なるところについて考える。企業の採用コンサルタントを経験し、2つの教育系NPOで活動する中で考えたことを綴ります。

代ゼミショックがピンと来ない理由

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さて、少し前から話題になっている、代々木ゼミナールの校舎閉鎖のニュース。
教育ビジネスの転換期だな~くらいには思っていたものの、こんなにも話題が続くことがピンと来ていなかったのですが、教育あるネットの記事を読んで、その理由が分かりました。

代々木ゼミナールが、どれだけ大きな存在なのか、私にはよく分からない…

その記事では、様々な世代の方々が「私も代ゼミで学んだ」とか、「あんなにたくさん学生がいたのに、信じられない」と言っている、と書かれていました。
その実体験が私にはないのです。

一生懸命イメージしてみたのですが、30年後にディズニーランドがなくなると聞いて驚く感じでしょうか…?

そもそも、私の地元には三大予備校と言われるものはどれもありませんでした。
正直、予備校とは浪人生だけが通う場所である、と社会人になっても誤解していたくらいです。

地元(熊本県南部)で大学受験を目指す人は、みんな同じ県立高校です。
地方の人は分かると思うのですが、そうした地域では高校が塾の機能も担います。

具体的には、課外授業という名前でプリント学習を中心とした補習授業が行われます。
私の母校では、朝に一コマ(なので朝7時半とかに行く)、第二、第四土曜日に2コマ(確か1コマ90分でした…)、夏休みはお盆の一週間以外は月~金で2コマあって、冬休みも12月は5日間くらいは課外でした。
夏休みや冬休みに宿題があるのを理不尽に思ったものです…

1~2年生のうちは数学・国語・英語の3教科がぐるぐる回され、3年生になると放課後にも1~2コマ(曜日による)あって社会や理科も加わりました。
費用は忘れましたが1、2万くらいの印象で、一応申し込みをしますが、全員参加が前提でした。
過去に不参加だった例を聞いたら、天草から来ている生徒でフェリーの時間が間に合わないってことがあった、と言われたくらいです。

今思えば先生たちは大変だったと思いますが、そんな高校生活だったので、予備校のイメージがわきません。
一応、塾にも行っていたのですが、個人塾であまり足しになった感じはしませんでした。

また、代ゼミは私立文系を狙う人向けの予備校だった、という話もあります。
しかし、私の母校に私立文系志望というカテゴリーはありません。
国公立の理系か文系か、それだけです。

このギャップが、今回の件に対する温度差を生んでいるんだろうな、と思います。

地方が首都圏に続いていくのだと考えると、むしろ代ゼミの盛り上がりと衰退は、これから地方で起こるのではないか、と言えます。
しかし、実際にこれだけ時差があって起きるようにも思えません。

これから入試も変わり、大学進学のあり方がさらに変わっていく中で、地方の高校はその変化についていけるのか、ますます心配になったのでした。


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